2024年 学会発表

第42回日本美容皮膚科学会・学術大会

プラセンタ抽出物と分画物の有用性(3)

株式会社セプテム総研:最上 聖、相生 章博、西川 恵美、小川 茂行
龍谷大学 食と農の総合研究所:植野 洋志

<発表内容の概要>
プラセンタ抽出物は、多様な生理活性物質を含み、代替医療や化粧品分野で使用されている。我々は、ブタプラセンタ抽出物(PPE)含有ジェルのヒトでの有用性と表皮細胞株でのセラミド合成酵素(CerS3)の発現促進を報告した。また、生理活性物質の特定を目的とし、PPEの水溶性画分を液体クロマトグラフィーで分画した結果、最初のフラクション(F1)がCerS3の発現を促進したことを報告した。本研究では、F1に含まれる物質をLC/MSにて分析し、数種類のジペプチドを推定した後に、CerS3発現に対する作用を検討した。その結果、推定したジペプチドのうち、Gly-ThrがCerS3の発現を促進した。以上の結果から、PPEに含まれるGly-ThrがCerS3発現に関与する生理活性物質の1つである可能性が示唆された。

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。
PAGE TOP