2022年 学会発表

Journal of Cosmetics, Dermatological Sciences and Applications Vol.12 No.3 論文投稿

Porcine Placenta Extract Enhances Ceramide Synthase 3 Expression through the PPARδ/ILK/Akt/mTOR/STAT3 Pathway

株式会社セプテム総研:相生章博、最上聖、西川恵美、小川茂行
北海道大学薬学部:室本竜太、柏倉淳一、松田正


<発表内容の概要>
ブタプラセンタ抽出物(PPE)は伝統的な代替医療で広く使用され、その有用性は既に報告されているが、そのメカニズムは不明なままである。この研究では、PPEによるセラミド合成酵素3(CerS3)発現促進のメカニズムを検証した。ヒト表皮細胞株HaCaTにおいてPPEはCerS3をmRNAレベル、タンパク質レベルの両方で促進した。この発現促進はAkt阻害剤によって抑制されることからAktの関与が示唆された。細胞内情報伝達経路においてAktの上流に位置するタンパク質をRNA干渉法を用いて検討した結果、peroxisome proliferator-activated receptors δ (PPARδ)およびintegrin-linked kinase (ILK)がAktのリン酸化に関与していることが明らかになった。一方、PPEによる転写因子STAT3のリン酸化が認められ、そのリン酸化にmTORが関与していることが阻害剤を用いた実験によって明らかになった。これらの結果は、PPEがPPARδ/ILK/Akt/mTOR/STAT3経路を介してCerSの発現を促進していることを示している。

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