「女性の長期マスク生活によるメリット・デメリット」

<サマリー>

  • 66.2%の女性が、マスクを外した自分の顔を見て気になることがある
  • マスクを外した後、“たるみ” “老け見え” “お疲れ顔” が気になる
  • 44.2%の女性が、マスクを外す生活に戻るとき “自分の顔を見られるのが怖い”
  • 顔を見られるのが怖い女性の方が、肌状態が悪くなり肌悩みが増えている
  • マスク生活のメリットは、“メークをするのが楽” “肌悩みが隠せる”

コロナウィルスの感染症対策でマスクを着用し始めて1年が経過しました。マスクの長期着用により、人前でのマスクが当たり前の生活となった中で、女性の肌状態や気持ちの変化について調査、解析しました。

66.2%の女性が、マスクを外した自分の顔を見て気になることがある

マスクを外した後の自分の顔について気になることがあるかどうか調査すると、66.2%の女性が気になることが「ある」と回答しました。年代を問わず、約6~7割の女性が気になることがあるようです。

マスクを外した後の自分の顔を見て気になることはありますか?(N=3,114)

Fig.1 マスクを外した後の自分の顔
Q.マスクを外した後の自分の顔を見て、気になることはありますか?

(年代別)

マスクを外した後、“たるみ” “老け見え” “お疲れ顔” が気になる

マスクを外した後の自分の顔を見て気になることが「ある」女性に対して、具体的に気になることを調査すると、すべての年代で「老けて見える」「疲れて見える」が共通してあり、特に20~30代は「メークが崩れている」、40~60代は「たるんだ気がする」が気になることがわかりました。
自由記述では「顔にマスクの跡がつく」が多く挙げられました。

Table.1 マスクを外した後の自分の顔を見て、気になること(年代別ランキング)

Q.マスクを外した後の自分の顔を見て、気になることは何ですか? *複数回答
※マスクを外した後の自分の顔を見て、気になることが「ある」女性で集計:N=2,063

Q.マスクを外した後の自分の顔を見て、気になることは何ですか? ※自由記述(83件)より抜粋
・マスクの跡がほっぺや鼻につく。(40件)
・唇の乾燥、皮がめくれる。(4件)
・ベタついてる。(4件)
・赤みが増えた。(4件)
・口紅をつけてないので病人の様に見える。
・目元だけならブスじゃないのに、となる。

44.2%の女性が、マスクを外す生活に戻るとき “自分の顔を見られるのが怖い”

マスクを外す生活に戻るとき、44.2%の女性が自分の顔を見られるのが怖いと思ったことが「ある」と回答し、マスクを着けていない状態の顔を見られることに恐怖を感じていることがわかりました。

マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことはある?(N=3,106)

Fig.2 マスクをしていない顔を見られる怖さの有無
Q.マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことがありますか?

(年代別)

マスクをしていない顔を見られるのが怖い女性の方が、マスク着用で肌状態が “悪くなった”

続いて、マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことが「ある」女性と「ない」女性のマスク着用による肌状態の変化を比較したところ、「ある」女性の方が肌状態が「変化した(悪くなった)」ことが分かりました。

マスクをしていない顔を見られる怖さとマスク着用による肌状態の関係

Fig.3 マスクをしていない顔を見られる怖さとマスクによる肌状態の関係
※マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことが「ある」と「ない」、マスクの着用による肌状態の変化(コロナ禍での生活開始から1年、長期マスク着用と肌悩みFig.4データ)について「変わらない」と「変化した(悪くなった)」のそれぞれ2群に分けて解析した。統計的優位性の検証(pearson chi-squared test)により、20~30代と40~50代ともに「ある」と「ない」の2群に有意な差(p<0.001)を確認した。

自分の顔を見られるのが怖い女性の方が、マスク着用による肌悩みが多い

マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことが「ある」女性と「ない」女性で、マスク着用により増えた肌悩みの選択数を比較したところ、「ある」女性の方が肌悩みが多くなったことがわかりました。

マスクをしていない顔を見られる怖さとマスク着用により増えた肌悩みの数

Fig.4 マスクを外した顔を見られる怖さの有無とマスクによる肌悩みの関係
※マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことが「ある」と「ない」の2群に分けて、マスクを着用することで多くなった肌悩み(コロナ禍での生活開始から1年、長期マスク着用と肌悩みTable.1データ)の選択数を比較した。2つの平均値の差の統計的有意性を検証(Studentのt検定)し、2つの平均値の差に有意な差(p<0.001)を確認した。

マスク生活のメリットは、“メークをするのが楽” “肌悩みが隠せる”

一方で、マスクを着用するメリットを調査すると、「メークをするのが楽(37.3%)」「肌悩みが隠せる(28.7%)」の順に多くなりましたが、35.8%は「特にない」となりました。
自由記述では「インフルエンザや風邪にならなかった」「花粉症の症状が軽減した」など、調査時期が2~3月であったことも影響してか、一部の病気の予防や症状が緩和したことがメリットとして多く挙げられました。

マスクを着用する生活が長引く中で、良いこと(N=3,200)

Fig.5 マスクを着用する生活のメリット
Q.マスクを着用する生活が長引く中で、良いことはありますか? *複数回答

Q.マスクを着用する生活が長引く中で、良いことはありますか? ※自由記述(111件)より抜粋
・風邪をひかなくなった。(28件)
・ノーメイクや簡単なメイクで外出できる。(13件)
・花粉症などが軽減した。(11件)
・喉や肌が乾燥しない。(9件)
・インフルエンザにかからなかった。(6件)
・顔や表情が隠せる。(6件)
・マスクあれや、生理による肌あれでニキビになったとしても、外出時はマスクで隠せるのでとりあえず見られなくてイイ。

マスクをしていない顔を見られるのが怖い女性の方が、肌悩みが隠せることをメリットに感じている

マスクを外す生活に戻るとき、自分の顔を見られるのが怖いと思ったことが「ある」女性と「ない」女性で、マスク生活のメリットを比較したところ、「ある」女性の方が「肌悩みが隠せる」ことをメリットに感じていました。
マスク生活が終わるときまでに、肌悩みを隠しながらもスキンケアに力を入れて肌状態をよくしておきたいですね。

マスクをしていない顔を見られる怖さとマスク生活のメリット

Fig.6 マスクをしていない顔を見られる怖さとマスク生活のメリット

<調査概要>

年代 20代(20~29才) 30代(30~39才) 40代(40~49才) 50代(50~59才) 60代(60才以上) 全体
度数

244

625

828

946

557

3,200

パーセント(%)

7.6

19.5

25.9

29.6

17.4

100.0

■調査時期:2021年2月20日~3月19日
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:全国に居住する20歳以上の女性
■本アンケート結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

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