マスク生活開始から2年後の女性の肌悩み(定点調査2022)

<サマリー>

  • マスク生活から2年!2021年(1年前)と変わらず89.6%の女性が “週5日以上” マスクを着用
  • マスク着用により肌状態が “悪くなった” 女性は37.2%で、2021年(1年前)より約9ポイント減少した
  • マスクを着用する生活が長引くことで気になる肌悩みは、20~40代は “ニキビ・吹き出物” 、50代以降は “たるみ”
  • 長引くマスク生活のデメリットは、“マスクにメークが付く” “息苦しい” “メガネが曇る”
  • メリットは、“ノーメークや簡単なメークで外出できる” “風邪やインフルエンザにならなかった”

新型コロナウィルス感染症対策によりマスクを着用する生活から2年以上が経過しました。そこでマスク生活開始から2年後の女性の肌状態や生活への影響を調査しました。さらに2021年(1年前)の同じ時期におこなった調査結果と比較して変化を確認しました。

マスク生活から2年!2021年(1年前)と変わらず89.6%の女性が “週5日以上” マスクを着用

最近1ヶ月のマスクの着用頻度を調査したところ、89.6%の女性が「週5日以上」(「ほぼ毎日」「週5~6日」の合算)着用しており、マスク生活から2年が経過した現在も多くの女性が日常的にマスクを着用していることがわかりました。
2021年(1年前)の同じ時期におこなった調査と比較しても大きな変化はありませんでした。

最近1ヶ月のマスクの着用頻度


Q.最近1ヶ月のマスクの着用頻度は?
Fig.16-1 マスクの着用頻度

マスク着用により肌状態が “悪くなった” 女性は37.2%で、2021年(1年前)より約9ポイント減少した

週5日以上マスクを着用している女性に対して、マスクを着用する生活が長引くことによる肌への影響を調査したところ、37.2%の女性が肌状態が「変化した(悪くなった)」ことがわかりました。また、若い年代ほど肌状態が「変化した(悪くなった)」と認識していました。
マスク生活から2年が経過した現在でもマスク着用による影響があるようです。
2021年(1年前)の同じ時期におこなった調査と比べると肌状態が悪くなった女性は約9ポイント減少していました。

マスクを着用することで肌状態に変化はありましたか?

マスクを着用する生活が長引くことで気になる肌悩みは、20~40代は “ニキビ・吹き出物” 、50代以降は “たるみ”

マスクを着用する生活が長引くことで、肌状態が「変化した(悪くなった)(37.2%)」と回答した女性(672名)に対して、気になる肌悩みを調査したところ、20~40代で「ニキビ・吹き出物」「乾燥」「肌あれ」、40~60代で「たるみ」が多くなりました。特に20・30代で「ニキビ・吹き出物」が多く、「シワ」は50・60代で多くなりました。

マスクを着用する生活が長引くことで気になる肌悩み

Q.マスクを着用する生活が長引くことで、気になる肌悩みは何ですか? *複数回答可  
※マスクを着用することで肌状態が「変化した(悪くなった)」女性で集計:N=672
Fig.16-4 マスクを着用する生活が長引くことで気になる肌悩み

Q.マスクを着用する生活が長引くことで、気になる肌悩みは何ですか? ※自由記述より抜粋
・あまり気付いてないが、手入れをおろそかにしがちな為の不調がある気がする
・ほうれい線がクッキリするようになった
・季節によりマスクによる肌悩みが異なる
・悪い意味で気が緩む
・表情筋が退化している気がする
・マスクで押さえられて目の下のシワがつきやすい
・マスクが肌と接触する部分が、あれる

長引くマスク生活のデメリットは、“マスクにメークが付く” “息苦しい” “メガネが曇る”

マスクを着用する生活がはじまってから2年が経過した2022年2~3月にかけて、マスクを着用する生活が長引く中で、良くないことを調査すると、「マスクにメークが付く(53.7%)」「息苦しい(42.8%)」「メガネが曇る(42.7%)」の順に多くなりました。

マスクを着用する生活が長引く中で、良くないこと

Q.マスクを着用する生活が長引く中で、良くないことはありますか? *複数回答
Fig.16-5 マスクを着用する生活が長引く中でのデメリット

Q.マスクを着用する生活が長引く中で、良くないことはありますか?  ※自由記述より抜粋
・マスクの中が蒸れる
・頭が痛くなってくる
・唇がマスクとの摩擦であれる
・表情がわかりづらい
・マスカラがにじんで目の下に付くときがある
・顔の表情がなくなり、たるみが増えた
・保湿されるので喉の乾燥を感じにくい、そのため脱水の心配も考えられそう

長引くマスク生活のメリットは、“ノーメークや簡単なメークで外出できる” “風邪やインフルエンザにならなかった”

一方で、マスクを着用する生活が長引く生活のメリットを調査すると、「ノーメークや簡単なメークで外出できる(46.6%)」「風邪を引きにくくなった(35.4%)」「インフルエンザにかからなかった(32.5%)」の順に多くなりました。「特にない」は11.3%となりました。

マスクを着用する生活が長引く中で、良いこと

Q.マスクを着用する生活が長引く中で、良いことはありますか? *複数回答
Fig.16-6 マスクを着用する生活が長引く中でのメリット

Q.マスクを着用する生活が長引く中で、良いことはありますか? ※自由記述より抜粋
・ほうれい線などたるみ部分がかくせる
・自分や人の口臭・体臭が気にならなくなった
・マスクの柄選びは楽しい
・冬の外出時は顔が暖かい
・子どもは今のタイミングで、歯科矯正しています

<調査概要>

年代 20代(20~29才) 30代(30~39才) 40代(40~49才) 50代(50~59才) 60代(60才以上) 全体
人数

101

331

486

668

467

2,053

パーセント(%)

4.9

16.1

23.7

32.5

22.7

100.0

■調査時期:2022年2月19日~3月18日、2021年2月20日~3月19日
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:全国に居住する20歳以上の女性
■本アンケート結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

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