学会発表

Glycative Stress Research 論文投稿

酸化蛋白分解酵素(oxidized protein hydrolase ; OPH)の蛋白糖化最終産物(advanced glycation end products ; AGEs)消去作用と角層中のOPH様活性

同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター・糖化ストレス研究センター:八木 雅之
株式会社セプテム総研:石神 政道
株式会社セプテム総研:森 亮太
同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター・糖化ストレス研究センター:石崎 香
同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター・糖化ストレス研究センター:三橋 璃子
同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター・糖化ストレス研究センター:髙部 稚子
同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター・糖化ストレス研究センター:米井 嘉一

<発表内容の概要>
糖化ストレスによる皮膚での蛋白糖化最終生成物(AGEs)の蓄積は、弾力低下やキメ喪失などに関与する。OPHは酸化や糖化した蛋白質を分解し、またプロテアソームと協働で老化蛋白の分解排泄に作用する。しかし、AGEsに対するOPHの作用は確認されていない。本研究では加齢に伴う皮膚組織の糖化と糖化ストレス防御機構に着目し、角層中OPH活性の有無を調査するとともに、OPHのAGEsに対する作用を検証した。
頬および上腕内側の角層抽出液中にOPH様活性がみられた。頬の角層抽出液または市販のOPHをゲル濾過クロマトグラフィーで分画した結果、同一の溶出画分にOPH様活性が認められた。またAGEs化したヒト血清アルブミン(AGE-HSA)を基質としてOPHを反応させた結果、OPHはAGE-HSA中の蛍光性AGEs量を減少させた。さらに頬角層抽出液とCMLを反応させた結果、反応液中のCML量は減少した。次に21~75歳の健康な女性52名の角層OPH様活性、角層CML量、皮膚AGEs蓄積量を測定した結果、OPH様活性は年齢と負の相関関係を示した。また、皮膚AGEs蓄積量、角層CML量と年齢は正の相関関係を、角層OPH様活性と角層CML量、皮膚AGEs蓄積量は負の相関関係を示した。
以上の結果より、角層中に存在を認めたOPH様活性は、角層CMLおよび皮膚AGEsの分解に関与している可能性があった。加齢に伴う角層OPH様活性の低下は、角層CML量、皮膚中AGEs蓄積量の増加への関与が示唆された。

学会発表

  1. Trends in Immunotherapy 研究報告

    ユーカリ抽出物はPPAR-deltaの活性化を介して皮膚の免疫とバリア機能を制御する

  2. Trends in Immunotherapy 総説

    皮膚炎症治療の標的分子としてのPPAR

  3. 日本薬学会 第138年会

    表皮細胞におけるポリメトキシフラボノイドの抗酸化メカニズムに関する研究

  4. Trends in Immunotherapy 総説

    創傷治癒におけるサーチュインの役割

  5. Glycative Stress Research 論文投稿

    酸化蛋白分解酵素(oxidized protein hydrolase ; OPH)の蛋白糖化最終産物(advanced glycation end products ; AGEs)消去作用と角層中のOPH様活性

  6. 第35回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会

    プラセンタ抽出物外用剤の有効性と作用機序

  7. フレグランスジャーナル 2017年1月号 寄稿

    皮膚糖化ストレスに及ぼす角層中酸化蛋白分解酵素活性の影響

  8. 第41回 日本研究皮膚科学会

    基底膜の再構築における細胞内カルボニル化タンパク質と酸化タンパク分解酵素の役割

  9. 第16回 日本抗加齢医学会総会

    皮膚糖化ストレスに及ぼす角層中酸化蛋白分解酵素(OPH)活性の影響

  10. 第41回 日本香粧品学会

    カルボニル化タンパク質の細胞内蓄積と酸化タンパク分解酵素の関係

  11. 第16回 光老化研究会

    近赤外線に着目した複合紛体の開発と化粧品への応用

  12. 第15回 日本抗加齢医学会総会

    角層中酸化蛋白分解酵素(OPH)活性の活性化成分の探索

  13. 第12回 アジア化粧品技術者会

    光老化に対する新たなアプローチ ~近赤外線に着目した複合粉体の開発と化粧品への応用~

  14. 第12回 アジア化粧品技術者会

    Sapindaceae Dodonaeaの抗酸化効果

  15. 第14回 日本抗加齢医学会総会

    皮膚角層中の酸化蛋白質分解酵素(OPH)活性の検討

  16. 5th International Conference on Natural Products for Health and Beauty

    Euphorbia sarcostemmoides抽出物によるIL-6産生抑制

  17. 日本香粧品学会誌 論文投稿

    アルニカ抽出物による情報伝達物質の産生抑制

  18. 第36回 日本研究皮膚科学会

    myofibroblastでのα-SMA発現におけるIL-6の役割

  19. 第94回日本細菌学会関東支部総会

    各種顔肌状態における表在菌叢の解析

  20. 第36回 日本香粧品学会

    メディエーター産生に対するアルニカ抽出物の有用性

  21. Society for Cutaneous Ultrastructure Research

    アルニカによるIL-6産生抑制

  22. アレルギーの臨床 論文投稿

    ブクリョウによるセラミド合成促進作用

  23. コスメティックステージ執筆

    スキンケア化粧品の皮膚測定におけるトラブルとその対策

  24. 第10回 国際生理人類学会議(豪フリーマントル大会)

    Influence of natural solar enposure for 3 hours to immunological parameters and heart rate variability in humans ~3時間太陽光曝露がヒトの免疫及び心拍数に及ぼす影響~

  25. 第35回 日本香粧品学会

    Poria Sclerotium Stimulatory Effect of Ceramide Synthesis ~ブクリョウによるセラミド合成促進作用~

  26. 第34回 日本研究皮膚科学会 年次学術大会・総会

    Correlation between measure of pigmentation and water content in epidermis ~シミと角層水分量の関係性について~

  27. 第31回 日本光医学・光生物学会

    短時間太陽光曝露が免疫およびパフォーマンス力に及ぼす影響

  28. 皮膚の科学 論文投稿

    製剤中での安定性を向上させたハイドロキノン含有クリームの美白効果

  29. 第25回 IFSCCバルセロナ大会

    A new approach to highly-functional skincare preparations ~高機能なスキンケア製剤への新たな試み~

  30. 日本化粧品技術者会 第62回 SCCJ研究討論会 大阪大会

    ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いたラメラ液晶の調製とスキンケア製剤への応用

  31. 『ゴールドポスター賞受賞』 2007年度 材料技術研究討論会 東京理科大学

    水/ポリグリセリン脂肪酸エステル/高級アルコール/多価アルコール系の相挙動と化粧用ゲル製剤の開発

  32. 日本薬学会 第127年会 富山大会

    化粧品に利用されている和漢植物エキスの活性酸素消去能と皮膚生理との相関性

PAGE TOP