学会発表

第10回 国際生理人類学会議(豪フリーマントル大会)

Influence of natural solar enposure for 3 hours to immunological parameters and heart rate variability in humans ~3時間太陽光曝露がヒトの免疫及び心拍数に及ぼす影響~

京都大学医学部:山下舞琴、若村智子[発表者]、斉藤麻菜美、大桃里菜、長島俊輔
奈良女子大学共生センター:村松加奈子
奈良女子大学生活環境学部:米田守宏
(株)セプテム総研:小川茂行、岡田正紀
奈良佐保短期大学:大石正

<発表内容の概要>
人工光源を用いた過酷な紫外線(UV)照射がヒトの皮膚や目に与える影響について、数多くの研究がなされてきた。それらから、UV防御に留意することの必要性を学んできた。本研究では、UVを含む太陽光曝露がヒトの免疫及び心拍数に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。

スキンタイプ2型に属する健康な日本人男子学生(平均:22.2歳)20名をこの研究の被験者とし、各々、曝露するグループ(EXP)と防御グループ(PRO)の2つのグループにランダムに振り分けた。太陽光曝露中は、PRO群の背中は綿布で被い、11:30~14:30の3時間、屋外で曝露した。

その結果、コルチゾール値は、PRO群で曝露後減少傾向が認められた(0.05<p<0.1)。IL-6においてはPRO群で変化がなかったのに対し、EXP群では増加傾向が認められた。自覚症状調べでは、曝露後の疲労感が、PRO群に比べてEXP群に有意に大きいことが認められた(p<0.05)。 皮膚色の変化(⊿E)はPRO群が明らかにEXP群より小さく、有意な差が認められた(p<0.01)。副交感因子については、EXP群の方がPRO群に比べて低く、傾向差が認められた(0.05<p<0.1)。

これらの結果より、3時間という短時間太陽光曝露においてさえヒトの生理学的能力に影響する可能性があり、衣服やサンスクリーン剤は、UVを含む厳しい太陽光からヒトを健康に守ることが示唆された。

学会発表

  1. Trends in Immunotherapy 研究報告

    ユーカリ抽出物はPPAR-deltaの活性化を介して皮膚の免疫とバリア機能を制御する

  2. Trends in Immunotherapy 総説

    皮膚炎症治療の標的分子としてのPPAR

  3. 日本薬学会 第138年会

    表皮細胞におけるポリメトキシフラボノイドの抗酸化メカニズムに関する研究

  4. Trends in Immunotherapy 総説

    創傷治癒におけるサーチュインの役割

  5. Glycative Stress Research 論文投稿

    酸化蛋白分解酵素(oxidized protein hydrolase ; OPH)の蛋白糖化最終産物(advanced glycation end products ; AGEs)消去作用と角層中のOPH様活性

  6. 第35回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会

    プラセンタ抽出物外用剤の有効性と作用機序

  7. フレグランスジャーナル 2017年1月号 寄稿

    皮膚糖化ストレスに及ぼす角層中酸化蛋白分解酵素活性の影響

  8. 第41回 日本研究皮膚科学会

    基底膜の再構築における細胞内カルボニル化タンパク質と酸化タンパク分解酵素の役割

  9. 第16回 日本抗加齢医学会総会

    皮膚糖化ストレスに及ぼす角層中酸化蛋白分解酵素(OPH)活性の影響

  10. 第41回 日本香粧品学会

    カルボニル化タンパク質の細胞内蓄積と酸化タンパク分解酵素の関係

  11. 第16回 光老化研究会

    近赤外線に着目した複合紛体の開発と化粧品への応用

  12. 第15回 日本抗加齢医学会総会

    角層中酸化蛋白分解酵素(OPH)活性の活性化成分の探索

  13. 第12回 アジア化粧品技術者会

    光老化に対する新たなアプローチ ~近赤外線に着目した複合粉体の開発と化粧品への応用~

  14. 第12回 アジア化粧品技術者会

    Sapindaceae Dodonaeaの抗酸化効果

  15. 第14回 日本抗加齢医学会総会

    皮膚角層中の酸化蛋白質分解酵素(OPH)活性の検討

  16. 5th International Conference on Natural Products for Health and Beauty

    Euphorbia sarcostemmoides抽出物によるIL-6産生抑制

  17. 日本香粧品学会誌 論文投稿

    アルニカ抽出物による情報伝達物質の産生抑制

  18. 第36回 日本研究皮膚科学会

    myofibroblastでのα-SMA発現におけるIL-6の役割

  19. 第94回日本細菌学会関東支部総会

    各種顔肌状態における表在菌叢の解析

  20. 第36回 日本香粧品学会

    メディエーター産生に対するアルニカ抽出物の有用性

  21. Society for Cutaneous Ultrastructure Research

    アルニカによるIL-6産生抑制

  22. アレルギーの臨床 論文投稿

    ブクリョウによるセラミド合成促進作用

  23. コスメティックステージ執筆

    スキンケア化粧品の皮膚測定におけるトラブルとその対策

  24. 第10回 国際生理人類学会議(豪フリーマントル大会)

    Influence of natural solar enposure for 3 hours to immunological parameters and heart rate variability in humans ~3時間太陽光曝露がヒトの免疫及び心拍数に及ぼす影響~

  25. 第35回 日本香粧品学会

    Poria Sclerotium Stimulatory Effect of Ceramide Synthesis ~ブクリョウによるセラミド合成促進作用~

  26. 第34回 日本研究皮膚科学会 年次学術大会・総会

    Correlation between measure of pigmentation and water content in epidermis ~シミと角層水分量の関係性について~

  27. 第31回 日本光医学・光生物学会

    短時間太陽光曝露が免疫およびパフォーマンス力に及ぼす影響

  28. 皮膚の科学 論文投稿

    製剤中での安定性を向上させたハイドロキノン含有クリームの美白効果

  29. 第25回 IFSCCバルセロナ大会

    A new approach to highly-functional skincare preparations ~高機能なスキンケア製剤への新たな試み~

  30. 日本化粧品技術者会 第62回 SCCJ研究討論会 大阪大会

    ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いたラメラ液晶の調製とスキンケア製剤への応用

  31. 『ゴールドポスター賞受賞』 2007年度 材料技術研究討論会 東京理科大学

    水/ポリグリセリン脂肪酸エステル/高級アルコール/多価アルコール系の相挙動と化粧用ゲル製剤の開発

  32. 日本薬学会 第127年会 富山大会

    化粧品に利用されている和漢植物エキスの活性酸素消去能と皮膚生理との相関性

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