女性が感じる冷えの実態を知るために、20歳以上の女性を対象に、2024年1月21日～2月20日にかけて調査・解析しました。

女性の75.3%が冷え症だと認識している。若い年代ほど冷え症と認識

冷え症だと思うかを調査したところ、女性の75.3％が「冷え症だと思う」（「とてもそう」「そう」「ややそう」思うの合算）と認識している結果となりました。
年代別に見ると、若い年代ほど冷え症だと認識する割合は多くなりました。

（年代別）

Fig.34-1　冷え症に対する自己認識（年代別）

Q.冷え症だと思いますか？

冷えは、10月から感じ始め1・2月でピークになる。真夏の7・8月でも約1割は冷えを感じる

「冷え症だと思う」と回答した女性750名について、冷えを感じる時期について調査しました。冷えを感じる時期は、10月から増え始め11月に半数近くまで増え1･2月でピークを迎える結果となりました。また真夏の7･8月でも約1割が冷えを感じていることも分かりました。

冷えを感じる時間帯は、約7割が「朝」、約6割が「夕」「就寝前」

「冷え症だと思う」と回答した女性750名について、冷えを感じる時間帯について調査しました。冷えを感じる時間帯は「朝(72.1%)」が最も多く、次いで「就寝前(57.1%)」「夕(55.6%)」の順に多くなりました。

冷えを感じる部位は、約9割が「足」、約6割が「手」

「冷え症だと思う」と回答した女性750名について、冷えを感じる部位について調査しました。冷えを感じる部位は「足（足首～足指先）(91.2%)」が最も多く、次いで「手（手首～手指先）(62.0%)」が多くなりました。

冷え症の原因は「運動不足」と認識している

「冷え症だと思う」と回答した女性750名について、冷え症の原因について20･30代（128名）、40･50代（412名）にわけて解析したところ、どちらも「運動不足」が最も多くなりました。
比較すると20･30代は「ストレス」のほかに「睡眠不足」「食生活」などの生活習慣の項目が多くなるのに対して、40･50代は「年齢」「ストレス」が多くなるのが特徴的でした。

Q.冷え性の原因は何だと思いますか？ *複数回答可
　※「冷え症だと思う」と回答した女性で集計

おこなっている冷え対策は、「機能性下着」の活用や「温かい飲食物を摂る」 「湯船につかる」などで体を温める。

「冷え症だと思う」と回答した女性750名について、おこなっている冷え対策を20･30代（128名）、40･50代（412名）にわけて解析したところ、どちらも「機能性下着（ヒートテックなど）を着用」「温かい飲み物を摂る」「湯船につかる」が多くなりました。
比較すると20･30代は「厚着をする」が多くなるのに対して、40･50代は「湯たんぽ、カイロを使う」が多くなるのが特徴的でした。

Q.おこなっている冷え対策を教えてください *複数回答可
　※「冷え症だと思う」と回答した女性で集計

＜調査概要＞

■調査時期：2024年1月21日～2024年2月20日
■調査方法：インターネット調査
■調査対象：全国に居住する20歳以上の女性
■本アンケート結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。