肌への紫外線ダメージが最も大きい夏。夏の終わり頃になると「肌が老けた気がする」という“老け肌”を感じる女性が多くいます。そこで夏終わりの“老け肌”実感について20歳以上の女性（1,636名）を対象にアンケート調査（2021年8月21日～9月17日）をおこない、コロナウイルス感染拡大前の調査（2018年8月21日～9月20日）と比較しながら結果を解析しました。

約7割が夏の間に“肌が老けた”と実感。コロナ前より減少傾向

夏の終わり頃、“老け肌”実感について調査したところ、2021年は64.7%の女性が「肌が老けたと感じる」（「とても」「感じる」「やや」の合算）ことが分かりました。コロナ前（2018年）と比較すると約8ポイント減少しており、肌が老けたと感じる女性は減少したようです。年代別では、60代を除きすべての年代で減少した傾向がありました。

Fig.1　肌の老化実感
Q.夏の間に肌が老けたと感じることはありましたか？

●Fig.3肌の老化実感（比較）
夏の日焼けの程度を点数化（とても感じる：5点、感じる：4点、やや感じる：3点、あまり感じない：2点、まったく感じない：1点）し、それぞれ「2018年」と「2021年」の平均を算出、比較・データ解析（Studentのt検定）した。結果、20代（p<0.001）、30代（p<0.001）、40代（p<0.001）、50代（p<0.001）、全体（p<0.001）において有意な差を確認した。

夏終わりの“老け肌”は“目元”で感じる

肌が老けたと感じた部位は、「目元」を筆頭に「手」「口元」「首・デコルテ」が多くなりました。コロナ前（2018年）と比較しても大きな変化はありませんでした。

2021年の夏終わりの老け肌実感は、“日焼け” “疲れ・夏バテ”、さらに“マスク”にも原因があると認識

2021年の夏の間に肌が老けたと感じた原因を調査すると「紫外線による日焼け（45.9%）」「疲れ・夏バテ（37.0%）」の順に多くなりました。また、コロナ禍であることも影響してか「マスク（27.6%）」も多くあがりました。「猛暑による大量の汗」は年代が上がるほど高くなるようです。

9割以上が紫外線対策をおこなっている

紫外線対策の程度を調査すると、2021年は96.6%の女性が対策を「おこなった」（「しっかり」「それなりに」「少し」おこなった、の合算）ことが分かりました。コロナ前（2018年）と比較しても大きな変化は見られず、変わらず紫外線対策をおこなっている様子が伺えます。

約7割が日焼けを実感。コロナ前より減少傾向

夏の日焼け実感を調査すると、2021年は65.5%の女性が「日焼けした」（「とてもした」「した」「ややした」と思う、の合算）ことが分かりました。コロナ前（2018年）と比較すると約13ポイント減少しており、日焼けを実感した女性は減少したようです。

2021年の夏は、コロナ前と変わらず紫外線対策をおこなうなかで、コロナ前よりも夏の間に肌老化や日焼けを実感した女性は減少傾向になりました。今後もコロナ禍が続くことでさらなる変化があるかもしれません。

＜調査概要＞

■調査時期：2021年8月21日～9月17日、2018年8月21日～9月20日
■調査方法：インターネット調査
■調査対象：全国に居住する20歳以上の女性
■本アンケート結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。