夏終わりの“老け肌”実感に関する調査

<サマリー>

  • 約6割の女性が夏の終わり頃に“老け肌”を感じる
  • 年齢によりさまざまな肌症状が、夏終わりの“老け肌”を感じさせる
  • 夏終わりの“老け肌”実感は夏の過ごし方に関係する
  • 日焼けするほど夏終わりの“老け肌”を感じる

肌への紫外線ダメージが最も大きい夏。夏の終わり頃になると、「肌が老けた気がする」という“老け肌”感に気付く女性が多くいます。今回は、夏終わりの“老け肌”実感について、20歳以上の女性(1,646名)を対象としたアンケートにより、その実態を調査、解析しました。

約6割の女性が感じる夏終わりの“老け肌”

女性が感じる夏終わりの“老け肌”を調査するために、夏の終わりを感じる9月ごろにアンケート調査を実施しました。
夏の間に肌の老けを感じる女性は64.2%(「とても感じる」「感じる」「やや感じる」を合算)で、どの年代も約6割の女性が“老け肌”を実感していました。

夏の間に肌が老けたと感じましたか?(N=1,646)

Fig.1 夏終わりの“老け肌”実感

夏の間に肌が老けたと感じましたか?(年代別)

夏終わりの“老け肌” は「目元」「口元」「頬」で感じる

夏終わりの“老け肌”を感じる部位を調査したところ、“老け肌”を感じる部位は年齢によって異なり、20~30代では「目元」「頬」、40代以降では「目元」「口元」となりました。

どの部位を見て“老け肌”を感じましたか?

Fig.2 夏終わりの“老け肌”を感じる部位(※老け肌を実感した女性のみで集計:N=1,057)

年齢によりさまざまな肌症状が、夏終わりの“老け肌”を感じさせる

夏終わりの“老け肌”を実感する女性を対象に、その理由となる肌症状を調査したところ、20代では「ニキビ・吹き出物ができた」「肌あれした」「毛穴が目立つようになった」「乾燥した」、30代は「乾燥した」「シミが増えた」「毛穴が目立つようになった」、40代以降では「シミが増えた」「ハリツヤがなくなった」「たるんだ」「シワが増えた」という、年代によりさまざまな肌症状を感じていることが分かりました。
“老け肌”を感じさせる肌症状は年代によって異なるため、“老け肌”が現れる部位に違いがあるのかもしれません。

Table.1 夏終わりの“老け肌”を感じる肌症状

20代(N=65) 30代(N=173) 40代(N=362) 50代(N=333) 60代(N=124)

ニキビ・吹き出物ができた
(50.8%)

乾燥した
(41.6%)

シミが増えた
(37.6%)

たるんだ
(42.6%)

ハリツヤがなくなった
(46.0%)

肌あれした
(38.5%)

シミが増えた
(34.1%)

ハリツヤがなくなった
(34.8%)

ハリツヤがなくなった
(40.2%)

たるんだ
(43.5%)

毛穴が目立つようになった
(35.4%)

毛穴が目立つようになった
(32.9%)

たるんだ
(34.8%)

シミが増えた
(36.6%)

シワが増えた
(39.5%)

乾燥した
(33.8%)

ニキビ・吹き出物ができた
(29.5%)

シワが増えた
(33.1%)

シワが増えた
(30.6%)

シミが増えた
(37.1%)

くすみが増えた
(26.2%)

肌あれした
(27.7%)

乾燥した
(29.6%)

乾燥した
(28.2%)

肌が黒くなった
(25.0%)

※老け肌を実感した女性のみで集計:N=1,057

夏終わりの“老け肌”を感じる女性ほど“老け肌”症状が多い

夏終わりの“老け肌”を感じる理由となっている肌症状について、“老け肌”を実感した女性と実感しなかった女性に分けて比較すると、夏終わりに“老け肌”を感じる女性ほど、“老け肌”症状の数が有意に多いことが分かりました。

夏終わりの“老け肌”症状の数

Fig.3 夏終わりの“老け肌”を感じる肌症状
※老け肌実感あり・・・「あまり感じない」「まったく感じない」を合算
 老け肌実感なし・・・「とても感じる」「感じる」「やや感じる」を合算
「老け肌実感あり」と「老け肌実感なし」の2群に分けて、肌が老けたと感じる肌症状の選択数を比較した。2つの平均値の差の統計的有意性を検証(Studentのt検定)し、2つの平均値の差に有意な差(p<0.001)を確認した。

夏終わりの“老け肌”実感は夏の過ごし方に関係する

また、“老け肌”を実感した原因について、自身の夏の生活や環境を中心に思い当たる原因を選択してもらったところ、“老け肌”を実感した女性は「紫外線による日焼け」「疲れ・夏バテ」「空調などによる乾燥」など、多くの夏の過ごし方における原因を選択していました。

夏終わりの“老け肌”を感じた原因(夏の過ごし方)

Fig.4 夏終わりの“老け肌”を感じる原因(※老け肌を実感した女性のみで集計:N=1,057)

夏終わりの“老け肌”を実感した原因となる夏の生活や環境について、“老け肌”を実感した女性と実感しなかった女性と比較すると、“老け肌”を実感した女性の方が夏の過ごし方における原因の数が有意に多いことが分かりました。

夏の間に肌が老けたと感じた原因(夏の過ごし方)の数

Fig.5 夏終わりの“老け肌”を感じる原因(夏の過ごし方)
※老け肌実感あり・・・「あまり感じない」「まったく感じない」を合算
 老け肌実感なし・・・「とても感じる」「感じる」「やや感じる」を合算
 老け肌実感ありと老け肌実感なしの2群に分けて、肌が老けたと感じる原因(夏の過ごし方)の選択数を比較した。2つの平均値の差の統計的有意性を検証(Studentのt検定)し、2群に有意な差(p<0.001)を確認した。

日焼けするほど夏終わりの肌老化を感じる

夏終わりの“老け肌”を実感する原因として最も多く挙がった「日焼け」の実態を調査したところ、約7割の女性が「この夏に日焼けした」と感じていました。

この夏日焼けしましたか?(N=1,646)

Fig.6 この夏の日焼けの程度

この夏日焼けしましたか?(年代別)

また、「日焼け」と夏終わりの“老け肌”実感の関係性を調査するために、「日焼け」の程度と“老け肌”実感の有無をクロス集計したところ、「日焼け」するほど、夏終わりの“老け肌”感を感じやすいことが分かりました。

夏の間に肌が老けたと感じましたか?

Fig.7 日焼けと夏終わりの“老け肌”実感

日焼けの程度を「日焼けあり」と「日焼けなし」、夏終わりの「老け肌実感あり」と「老け肌実感なし」のそれぞれ2群に分けて解析した。統計的有意性の検証(Pearson chi-squared test)により、「日焼けあり」と「日焼けなし」の2群に有意な差(p<0.001)を確認した。
※老け肌実感なし・・・「あまり感じない」「まったく感じない」を合算
 老け肌実感あり・・・「とても感じる」「感じる」「やや感じる」を合算
 日焼けあり・・・「とても日焼けしたと思う」「日焼けしたと思う」を合算
 日焼けなし・・・「あまりしなかったと思う」「まったくしなかったと思う」を合算

夏終わりに“老け肌”を感じないためにも、紫外線対策やライフスタイルを見直したいですね。

<調査概要>

年代 20代(20~29才) 30代(30~39才) 40代(40~49才) 50代(50~59才) 60代(60才以上) 全体
度数

117

271

546

513

199

1,646

パーセント(%)

7.1

16.5

33.2

31.2

12.1

100.0

■調査時期:2017年8月20日~9月19日
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:全国に住居する20歳以上の女性
■本アンケート結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

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