「長期マスク着用による女性のお肌への影響」

<サマリー>

  • マスクと共に生きる女性は8割
  • 若い人ほど悪化!マスクで約5割の女性の肌状態が “悪くなった”
  • マスクの着用時間が “7時間以上” の女性は特に要注意!!
  • “乾燥肌” “脂性肌” “混合肌” の女性は、マスクによる肌トラブルに要注意!!
  • 不織布と布のどちらも肌状態に与える影響に差はない

コロナ禍でマスクの着用が長期化・習慣化している現在、マスクの長期着用によるさまざまな肌変化を知るために、20歳以上の女性(1,743名)を対象にマスクの使用実態や着用することによる肌状態の変化について調査、解析しました。

マスクと共に生きる女性は8割

マスクの着用が長期化・習慣化している今、女性のマスクの着用頻度を調査したところ、77.6%の女性が「ほぼ毎日」着用しており、多くの女性が習慣的にマスクを着用していることが分かりました。マスクは日常生活を送るうえで欠かせないものになっているようです。

マスクの着用頻度(N=1,743)

Q.マスクの着用頻度は?

(年代別)

若い人ほど悪化!マスクで約5割の女性の肌状態が “悪くなった” と認識

マスクを着用することによる肌への影響を調査したところ、マスクを着用することで肌状態が「変化した(悪くなった)」女性は47.5%で、若い年代ほど肌状態が「悪くなった」と認識していることが分かりました。

マスクの着用により肌状態は変化しましたか?(N=1,494)

Q.マスクを着用することで肌状態に変化はありましたか?
※マスクを「ほぼ毎日」「週5~6日」着用している女性のみで集計:N=1,494

(年代別)

ほぼ毎日マスクをする女性は、65%が “5時間以上” マスクを着用している

続いて、ほぼ毎日マスクを着用する女性のマスクの着用時間を調査すると、「5~6時間(22.8%)」が最も多くなりました。人それぞれ着用時間は異なるようですが、約4割は「7時間以上」と1日の1/3を占める時間マスクを着用しています。40代以降では、年代があがるにつれて着用時間が短くなる傾向が見られました。

外出する日のマスクの着用時間


Q.外出する日のマスクの着用時間はどれくらいですか?
※マスクを「ほぼ毎日」「週5~6日」着用している女性のみで集計:N=1,511

マスクの着用時間が “7時間以上” の女性は特に要注意!!

ほぼ毎日マスクを着用する女性について、外出する日のマスクの着用時間別に肌状態を調査、解析(クロス集計)しました。
マスクの着用時間が長くなるほど肌状態が「変化した(悪くなった)」と認識する女性は増えていき、7時間以上になると約6割が肌状態が「悪くなった」と認識する結果になりました。

マスクの着用により肌状態は変化しましたか?(N=1,494)


Q.外出する日のマスクの着用時間はどれくらいですか?
Q.マスクを着用することで肌状態に変化はありましたか?
※マスクを「ほぼ毎日」「週5~6日」着用している女性のみで集計:N=1,494

毎日のマスク着用により40~50代女性も “ニキビ・吹き出物”が増えている

続いて、マスクの着用により肌状態が「変化した(悪くなった)」女性に対して、普段より多くなった肌悩みを調査したところ、20代では約8割が、50代でも約4割と幅広い年代で「ニキビ・吹き出物」で悩んでいることがわかりました。また、「かゆみ」や「肌あれ」も多く感じているようです。

マスクを着用することで多くなった肌悩み(年代別ランキング)


Q.マスクを着用することで、普段より多くなった肌悩みはありますか? *複数回答
(※マスクを着用することで肌状態が「変化した(悪くなった)」女性のみで集計:N=709)

“乾燥肌” “混合肌” “脂性肌”の女性は、マスクによる肌トラブルに要注意!!

続いて、マスクを着用することによるお肌への影響について、肌性別に調査・解析をしたところ、「普通肌」よりも「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の方が、マスクを着用することで肌状態が「悪くなった」と認識している女性が多くなりました。

マスクを着用することで肌状態に変化はあった?


肌性を「普通肌」と「普通肌以外」、マスクの着用による肌状態の変化について「変わらない」と「悪くなった」のそれぞれ2群に分けて解析した。統計的有意性の検証(Pearson chi-squared test)により、「普通肌」と「普通肌以外」の2群に有意な差(p<0.001)を確認した。
※普通肌・・・「普通肌」
 乾燥肌 脂性肌 混合肌・・・「乾性肌」「脂性肌」「脂性乾性肌(混合肌)」を合算
 変わらない・・・マスク着用により肌状態が「変わらない」
 悪くなった・・・マスク着用により肌状態が「変化した(悪くなった)」

“混合肌” の女性はより多くのマスク肌トラブルに悩まされている

続いて、マスクを着用することによるお肌への影響について、肌性別に調査・解析をしたところ、「普通肌」よりも「混合肌」の方が、マスクを着用することで肌状態が「悪くなった」と認識している女性が多くなりました。
マスク着用により多くなった肌悩みでは、どの肌性でも「ニキビ・吹き出物」で悩んでいる女性が増えたようです。

普段より多くなった肌悩みの平均選択数

マスクを着用することで、普段より多くなった肌悩み(肌性別)

(※マスクを着用することで肌状態が「変化した(悪くなった)」女性のみで集計:N=709)

マスクの着用により増えた肌悩みを選択した数で、データ解析(Tukey-KramerのHSD検定)をし、各組み合わせの有意差を確認した。結果、普通肌と混合肌で有意な差(P<0.001)を確認した。その他の組み合わせでは有意な差は確認できなかった。

最も着用しているマスクの素材は “不織布”

着用しているマスクの素材について調査しました。最も着用しているマスクの素材は、約6割が「不織布」、次いで約2割が「布」になりました。年代があがるにつれて布製のマスクを使用している割合は増える傾向が見られました。

最も着用しているマスクの素材(N=1,710)

Q.最近1ヶ月で、最も着用しているマスクの素材は?

(年代別)

不織布と布のどちらも肌状態へ与える影響に差はない

最後に、着用率の高かったマスクの素材「不織布」と「布」について、マスクの着用による肌状態の変化を調査・解析したところ、違いは見られませんでした。不織布と布のどちらも肌状態へ与える影響に差はないようです。

マスクの着用による肌状態の変化(素材別)


最も着用しているマスクの素材について「不織布」と「布」、マスクの着用による肌状態の変化について「変わらない」と「変化した(悪くなった)」のそれぞれ2群に分けて解析した。統計的有意性の検証(Pearson chi-squared test)により、「不織布」と「布」の2群に有意な差(p>0.05)は確認できなかった。
※不織布・・・「不織布」
 布・・・「布」
 変わらない・・・「変わらない」
 悪くなった・・・「変化した(悪くなった)」

<調査概要>

年代 20代(20~29才) 30代(30~39才) 40代(40~49才) 50代(50~59才) 60代(60才以上) 全体
度数

143

347

459

518

276

1,894

パーセント(%)

8.2

19.9

26.3

29.7

15.8

100.0

■調査時期:2020年7月21日~8月20日
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:全国に居住する20歳以上の女性
■本アンケート結果は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

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